きのPのサイケなリズム

アニメ、音楽、人生の話いろいろ

ヨルシカ好きな曲ランキング 1位~20位編

どうも、きのPです。

普段から音楽を聴くことを趣味として生きている僕が、1番と言って良いほど好きなアーティストがいます。

 

それがn-bunaさんです。

 

最初はボカロ曲をメインに活動されており、その数々の名曲は今でも伝説として語り継がれています。


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(↑n-bunaさんを好きになったきっかけの曲)

 

この時期の曲だけでも延々と語れるほどに好きなのですが、今回はボカロ時代の曲は泣く泣く割愛し、2017年からボーカルのsuisさんを加えて活動されているヨルシカというバンドの話をさせていただきます。

 

この記事では結構前に流行った楽曲ソート(↓ラブライブのやつをリンクで載せてます)を

https://blog-imgs-42.fc2.com/i/l/o/ilovelovelive/lovelive_music_sort.html

自分用に「ヨルシカ楽曲ソート」として作成して実施、その結果を踏まえたランキングを用いてそれぞれの曲を語っていくという趣旨で進めていきます。

 

※作成した楽曲ソートについては、それを一般用に公開する術を持ち合わせていないためリンクを載せることができません。申し訳ありません。

 

今回ランキングの対象になる曲ですが

  • 「靴の花火」から「晴る」まで
  • インスト曲は除く
  • 「爆弾魔 Re-Recording」などの再録は除く
  • suisさんがゲストボーカルされてる曲や、n-bunaが他アーティストに提供した曲、ヨルシカがカバーした他アーティストの曲などは除く

以上を踏まえた全63曲となります。

 

かなり曲数があるので今回の記事では1位~20位までを書かせていただきたいと思います。続くかは定かでないですが、いずれ63位まで全ての曲について書くつもりではいます。

 

そして、前提として知っていただきたいことが2つございます。

まず1つは「結局全部好き」ということです。

63位になった曲でも基本的に良いとこしか見つからないですし、そのレベルでn-bunaさんの作る音楽に感性を揺さぶられています。

ですので楽曲ソートやっていく過程で幾度も断腸の思いを経験しました。そのためランキング終了時僕の精神は疲弊を極めました。でも楽しかったです。

 

もう1つは「楽曲の歌詞に展開されている背景ストーリーはあまり読んでない

ということです。

たとえば「エルマとエイミー」の物語のことですね。アルバムを通して、またアルバムを超えて一貫したストーリーが背景にあるのがヨルシカの特徴ですが、基本的に僕はヨルシカ曲を「その曲単体」で聴くのが好きです。ですので感想の書き方は、音楽方面のことだったり、その歌詞の表現、言葉の耳触りといった観点からのものが主軸となります。

 

以上の点も踏まえつつ、読んでいただけると幸いです。なお本記事で述べていることはあくまで個人の意見であり、音楽的な用語も使いますが、なにぶん僕もまだ勉強中の身ですので暖かく見守っていただければ幸いです。

 

 

 

1位 藍二乗

 


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いきなり1位からの発表です。栄えある1位となったのはこの曲「藍二乗」です。

 

もう全部がカッコいい

 

この曲はどのパートをとっても味があり、ダイナミックでありながら繊細さも兼ね備えているヨルシカ屈指の名曲です。

 

"白紙の人生に 拍手の音が1つ鳴っている"     

という最初の歌詞からすでに引き込まれるのですが、そこから流れるようにブリッジミュートのギターリフに移行し、楽器全体で徐々に上げていくという荘厳な展開に魅了されます。

 

またボーカルの表現力も光っていて、サビの「ただ ただ」がただただ美しいです。加えて、地声とファルセットを巧みに使い分けながら流れるような歌い方をされており、とても迫力があります。サビのメロディの強さも魅力ですね。

 

ベースがインするタイミングであったり、リムショットでアクセントをつけるドラムであったりと、リズム隊の細かな動きにも注目どころが多く、バランスよく完成されてます。ライブでどこに注目して(注耳して)聴くか非常に悩ましいですね。

 

次は第2位に参ります。

 

”人生は妥協の連続なんだ。そんなこととうに分かってたんだ。エルマ、君なんだよ。君だけが僕の音楽なんだ” (歌詞より引用)

↑ここの感情の起伏良き

2位 チノカテ

 


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第2は「チノカテ」です。歌詞が本当に刺さる曲で、以下いくつか引用させてもらうと

”夕日を吞み込んだコップがルビーみたいだ。飲みかけの土曜の生活感をテーブルに置いて”

 

”ずっと叶えたかった夢があなたを縛っていないだろうか?それを諦めていいと言える勇気が少しでもあったら”

 

”花瓶の白い花 枯れたことも気づかなかった。本当に大事だったのは 花を変える人なのに”

 

センスが半端なさすぎる。何を食べたらそんな切り取り方ができるんでしょうか。

 

歌詞ももちろんですが、「間」を最大限に活かした曲展開も強みの一つです。

特にサビ前ですが、静寂があることで聞き手の注意が引き付けられ、そこからのなだれ込むような展開が強烈に印象に残ります。

 

「あ、夕日」「あ、散った」「あ、待って」の「あ」のたった1文字にも感情を込めるという丁寧すぎるVoの仕事にも注目です。

「散った」は淡々とつぶやく感じなのに、「待って」のところで見え隠れしている感情が良いですよね。

 

Aメロの裏で存在感を放つエレピサウンドや、間奏に入るコーラス、ボーカルのフェイクなどがどことなく物寂しさの味を出してるようにも思えます。

 

実はドラマの主題歌だったりもしてます。

魔法のリノベ | 関西テレビ放送 カンテレ

 

続いて第3位です。

 

3位 ノーチラス

 


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                      (↑公式のLIVE動画良すぎ)

 

最強バラードとしてこの順位に入ってきたのは「ノーチラス」です。スローテンポな曲でもどこかポップだったりしがちなn-bunaさんが放つ、正真正銘の壮大なバラード曲と言っていいと思います。

 

Aメロから早速オーラが違います。さながら深海の中のような静けさを帯びながらも、シンバルがアクセントで鳴ってたりしてただのバラードでないことを予感させます。

 

”さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたらもう 目を覚まして”

 

Bメロにかけて徐々に盛り上がっていくのですが、サビに入った瞬間だけ一旦音数が減ります。そこから「顔を上げて」でまるで視界が広がるように、この曲も最高の盛り上がりを迎えます。Voの歌唱力フィーバータイムです。個人的には「もう」のニュアンスが超好きですね。ライブで聴いたら鳥肌どころか膝から崩れ落ちますよこんなの...

 

と、聞いてる側の感情をグチャグチャにしがちなのがこの曲の罪ですね。そりゃあ3位です。

 

続いて第4位です

 

4位 詩書きとコーヒー

 

第4位は「詩書きとコーヒー」です。

 

ボカロ曲時代から脈々と受け継がれてるナブギターロック(※僕の勝手な呼称です)の極地みたいな曲です。おそらく僕と同じでボカロ時代から推してる方は、これを聴いたとき「これだよこれ!」と机をバン!したことかと思われます。

 

「わかんないよ」の繰り返しで始まるサビはかなり印象的で、ギターのカッコよさと合わせてキャッチ―さも科学している曲と言えるでしょう。ただ繰り返すだけじゃなくて、ひとつひとつ感情の込め方を変えて歌ってるVoのsuisさんも最高にキャッチマイハートですね。

 

2番終わりからラスサビにかけての展開は圧巻のひとことです。2サビが終わって、怪しい雰囲気を醸し出すギターのコードフレーズ、その裏で鳴ってるブリッジミュート、とガラッと変わったテイストの間奏を挟み、

”ほら そろそろ詩も終わる 時間だ やっと君の番だからさ” 

でラスサビ突入です。痺れます

 

時間なので次は第5位です。

5位 春泥棒

 


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第5位は「春泥棒」です。このコーギー犬を見るだけで何かが決壊してしまう方は非常に多いことでしょう。かくいう僕も前世 2023ツアーで回収された壮大な伏線回収により、心に穴を空けられた民のひとりです。

 

その補正でこの順位なのは正直否定できませんが、それ無くしてもとても好きな曲であります。「夏」のイメージが強いn-bunaさんですが、このように「春」の曲でも非常に情景的な作品を作られます。古くはボカロ時代の「花降らし」が印象深いです。


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                       (↑こちらも超絶名曲です)

なぜここまで魅せられるのかというと、「春」という季節の華やかで希望に満ちるような側面でなく、

”花散らせ今 吹くこの嵐は まさに春泥棒”

の歌詞に見られるように「散り際」という「終わり」の側面、儚さや別れといった要素を抽出しているからだと個人的には感じています。

 

ラスサビでは

"あともう少しだけ もう数えられるだけ” ”あと花二つだけ もう花一つだけ”

と1つずつ花弁が散っていく様子をじっくり丁寧に歌い上げており、「あ、終わってくんだ…」という悲壮感を漂わせます。

 

途中の間奏でバトンを渡すみたいに各楽器がソロを奏でるところも見せ場ですね。

 

続いて第6位です

6位 雪国

 


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第6位は「雪国」です。「国境の長いトンネルを抜けると」でおなじみ川端康成の「雪国」がモチーフの曲ですね。ヨルシカの中でもかなり異端に分類されるかと思います。

 

「夏」のイメージが強いn-bunaさんですが、このように「冬」の曲でも..(ry

と、要するにどの季節をテーマにしても、しっかり出汁の取れる曲をお作りになられるということですね(?)

 

冬モチーフというと、なんの偶然か順位が隣り合ってしまった第7位の曲も連想されると思います。しかしこの2曲、まったくアプローチが異なっております。

 

「雪国」は音数が非常に絞られていて、その結果生まれてくる「空白」を武器にしている曲と言えます。またそれによってボーカルがめちゃくちゃ際立つという構図にもなっており、女性ボーカル大好き協会に所属している僕にドストライクです。刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるんじゃないでしょうか。

 

しんしんと降り積もった雪によって辺り一面真っ白になり、音すらも消えてしまったようなそんな世界を想像させる曲ですね。

 

また歌詞についてはn-bunaさん曰く「男女の冷え切った仲を雪の白さに落とし込んでいる」ようで、ヒエッとなるのですが

”僕らの憂いが 日々日々積もって まるで雪の国ね。 どうか躊躇って あなたも想って 雪が溶けるまで 愛が解けるまで”

の部分などにそのニュアンスが読み取れます。

 

「雪が溶ける」と「愛が解ける」を掛け合わせてるところに、n-bunaさんの感性の「冷たい部分」が表れていると僕は感じましたね。背筋がゾクッとします

 

トンネルを抜けると次は第7位です

 

7位 冬眠

 

冬眠

冬眠

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第7位は「冬眠」です。先ほどの「雪国」は閉塞的な冬のイメージでしたが、こちらは開放的で広がるようなサウンドが特徴で、疾走感すら感じます。

 

バーブサウンドで奏でられるギターリフは、掴みどころがなくフワフワと浮遊しているような感覚を体感させます。そういうサウンド面のアプローチも含めて、冬真っ只中というよりは「冬から春」になっていく過程がイメージできる曲ですね。

 

この高順位の要因の一つになっているのが、ヨルシカLIVE 前世(2021ver)で披露されたこの曲のアレンジverの存在です。

 

これがあまりにも良すぎました。イントロの尺をかなり引き延ばして、そこへストリングスの調べとsuisさんのフェイク(♪Huh~)が入り原曲のリフにつながるという、めちゃくちゃ幻想的でかつ高揚感を湧き出させる代物になっていました。

BD盤が出ていますので、冬眠ガチ勢の方は必見です。

 

話を原曲に戻すと、この曲は淡々と同じ高さを低空飛行していくような、抑揚少な目の展開を二番サビまで続けています。しかしその後にラスサビを前にして、この曲唯一の盛り上がりとなるCメロが表れます。このセクションが、まるで雲間から差し込む日差しのように、曲の中で存在感を放っているのです。suisさんの歌唱も感情的になり、歌詞が深く心に刺さります。

”忘れることが自然なら 想い出なんて言葉作るなよ。忘れないよう口に蓋して”

 

さて続いて第8位です

 

8位 言って。

 


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第8位は「言って。」です。これはもう間違いないですね。この曲はおそらく人類の90%が好きだと思います。ヨルシカの名を世間に広める要因となった曲の1つです。

 

ポップテイストなリズム、伸びやかなサビ、カッコいいリードギターキャッチー極まれりです。「盲目的に、盲動的に、妄想的に~」と歌詞の語感にもリズミカルな一面が見られて、非常に耳触りがいい曲ですよね。これがヨルシカ2作目でいきなり放り込まれてくるのですから、そりゃあ「ヨルシカ良いな...」となることでしょう。

 

しかしこの曲の罠はその後に待ち構えているのでした。

 

タイトルの「言って」は曲中でも度々登場しますが、ふとこの曲の歌詞に目をやったときにあることに気が付きます。「言う」という漢字の表記が大半の中で、

 

”あのね、私実は気づいてるの。ほら、君がいったこと”

↑この1番Aメロだけひらがな表記になっており、そしてとどめになるのが

 

”あのね、私実は分かってるの。もう君が逝ったこと”

Cメロまえに一度だけ出てくるこの部分、音だけだと気づかないのですが、「言った」ではく「逝った」なんですよね。つまり1見するとキャッチ―POPなこの曲、その実は「亡くなった君」に向けて歌っている曲だったわけです。

 

目からうろこでしたね。あ、そういう意味だったんか...!となったときの衝撃は今でも覚えてます。

 

ポップで明るい曲調なのに実は歌詞が暗い」が僕は大好物であるので、先ほどの気づきを経てからよりこの曲が好きになったと記憶しています。

 

では続いて第9位です。

 

9位 いさな

 


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第9位は「いさな」です。君さてはバラード好きだな...?とそろそろ勘づかれそうなぐらいド直球バラードです。

 

これはもうサビの強さだけでこの順位にいるといって差し支えありません。メロディが美しすぎなのと、バラードでsuisさんが得意としている「息のニュアンス」、それが掛け合わされて無敵になってもうてます。LIVE「月と猫のダンス」におけるパフォーマンスは圧巻でしたし、この曲を聴くために何度画集を読み込んだのかわかりません。

 

モチーフ的にも戦闘力的にも「ノーチラス」と双対を為すバラード曲だなというように思いますし、このランキングTOP10に「画集でしか聴けない曲」が2曲も入ってくるのがヤバすぎます。

 

この形態には賛否あると思っていますが、僕個人としてはやはり、それだけ好きな曲が一般的に手が出しづらい位置(画集だいたい8000円ぐらいします)にあるのがちょっと残念です。サブスクやダウンロード購入もできないので出先で聴いたりできない不便さもありますし、何らかの形で救済されないかなと願っております。

 

続いて第10位です

 

10位 雨とカプチーノ 

 


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第10位は「雨とカプチーノ」です。これが音源リリースされたときにまず感じたのは「今までと一味違う」でした。

 

ベースのスラップを土台にして、とてもお洒落な雰囲気を纏っているAメロ。それが転調して一気に怪しげなオーラが噴き出てくるサビ、まるで別曲を聴いていると錯覚させるような曲展開です。

 

それまでの「言って」や「詩書きとコーヒー」のようなギターロックでもなければ、「冬眠」「パレード」のような落ち着いた曲たちの面々とも、いずれにも属さないこの「得体のしれない力」に魅了され、当時は狂ったようにこればっかり聴いてました。

 

一種のカフェイン中毒ですよね。

 

”さあ 揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ”

この「揺蕩うように雨流れ」ってフレーズがほんとに良くて、この言葉の持つ響きだけで浮遊感、流動的な感覚を味わうことができます。サビ終わりの「どうか どうか」と祈りをささげるようなフレーズも、suisさんの表現力が光ってるポイントです。

 

次は第11位です。

 

11位 テレパス 

 


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第11位は「テレパス」です。アニメ「大雪海のカイナ」の主題歌ですね。

究極の「引き算」曲です。サビを際立たせるために余計なものを極力排除した前奏がとても芸術的です。それでいてこの曲でしか得られない養分があるなとも感じていて、独特のリズムと展開が癖になってます。割と新しめの曲ですが、それでもこの順位になってくるぐらい聴きこんでます。

 

この曲のドラムがぼくはかなり好きで、スネアの音とハイハットの16分が終始心地よく、またバスドラを抜くタイミングなどの「引き算の美学」がここにも表れてます。

 

ギターについても「ここぞ」というタイミングでお洒落フレーズを投下していたり、サビでは単音フレーズながらもビートを奏でる貢献をしていたり、「名脇役」といった感じです。

 

ボーカルに関して言うと、Aメロの「ボソッとつぶやく」ような歌い方が印象的です。

「どう言えばいいんだろうか。例えば雪化粧みたいな そう白く振ってるんだ」

「寂しさ?それを言いたかったのね」

歌詞もこんな感じなので、もはや歌っているというより「セリフを喋っている」ように思えます。語りかける歌詞はヨルシカでは多いですが、こういう会話形式の歌詞は珍しいですね。「?」と「のね」のニュアンスめっちゃ好きです。

 

続いて第12位です。

 

12位 斜陽

 


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第12位は「斜陽」です。アニメ「僕の心のヤバいやつ」の主題歌ですね。

この曲がリリースされた時期は、「左右盲」→「チノカテ」→「テレパス」→「アルジャーノン」とゆっくり~ミドルテンポでかつピアノが主体のものが多かったので、久々に来たギターロックだ!ということで当時は賑わいましたね。

 

実際僕のギターの好きなやつ(フレーズ)がこれでもかと詰め込まれていて、癖になるリフ、歯切れのよいコード、半音下がる進行、そしてサビのカッティングと美味しいどころだらけです。ギタリストがもれなくコピーしたくなる曲だと思います。

 

歌詞の「落ちていくように」でほんとに音も落ちていくあのBメロは、天才と言うほかないと思います。サビへのお膳立てとしても効果を発揮していて、軽快でキャッチーなサビに重みを持たせています。

 

タイアップ先の内容になぞらえて、「僕」が「君」に恋をするというテーマで歌詞が書かれていますが、suisさんの歌唱もそれを意識してか少年らしさの滲む中音域が目立ちますね。ギターソロ前のフェイク「Ah~」も筆舌に尽くしがたいです。

 

今回の記事では触れませんが、タイアップアニメの原作の方もめちゃくちゃ好きなのでぜひ読んでみてください。

 

次は第13位です。

 

13位 エイミー

 

第13位は「エイミー」です。アルバム「エルマ」に収録されている曲で、前作アルバム「だから僕は音楽を辞めた」の「エルマ」と対になっている曲です。なかなかややこしいですね。この辺りは背景ストーリーがガッツリ用意されてる部分なので、考察が捗るとされてはいますが僕がそういう聴き方をしていないので、あくまで曲単体で見ます。

 

”このまま 何処か遠い国で浅い夏の隙間を彷徨いながら”

 

とは言いながらも、このように「エルマ」でてくるフレーズが出てくるのに気づいたりすると、エモを感じてしまうのがオタクの性です。

 

歌詞単体について触れるとすると、

”口に出してもう一回 ギターを鳴らして二拍 歌詞を書いてもう三節 四度目の夏が来る。”

「一回」→「二拍」→「三節」→「四度目」と数え歌になってる部分が好きですね。後ろのギターがそれに合わせて歯切れ良いコードを鳴らしてるの相まって、好感度爆上がりです。このように遊び心をのぞかせつつも、曲全体として非常にメリハリがあって各セクションキャラが濃いです。

 

”さあ 人生全部が馬鹿みたいなのに 流れる白い雲でもう

想像力が君をなぞっている あの夏にずっと君がいる”

サビでは歌詞がグレ初めて、やや治安が悪くなるのがいいですね。後ろのギターもいい仕事をされています。

 

”人生なんて終わるものなのさ いいから歌え もう”

suisさんに命令されたい人はこちらラスサビも必見です。

 

続いて第14位です。

 

14位 左右盲

 


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第14位は「左右盲」です。映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の主題歌ですね。

僕はこの映画を見ていないのですが、曲単体のストーリーだけ見てもとても切なく物寂しさを感じさせる曲です。

相手の顔や仕草を少しずつ忘れていく様子を「左右盲」になぞらえる、というその発想がまずすごいです。そこにオスカーワイルドの「幸福な王子」もモチーフとして取り入れるという、コンセプトがごちゃついて崩壊してしまいそうなことを平然とやってのけているn-bunaさん。そこに痺れますし憧れます。

 

Aメロはsuisさんのか細くて掠れるような歌唱と、アコースティックギター、そして何も音が鳴ってない「空白」で構成されてて、「間」の伝道師たるn-bunaさんの魅力が顕現しています。恐らく全曲のなかでもトップクラスの静かさなんじゃないかと思います。

 

そしてサビですが

”一つでいい 散らぬ牡丹の一つでいい 君の胸を打て 心を亡れるほどの幸福を”

と「願い」の感情のこもった歌詞で聴く者の心に訴えかけてきます。「一つでいい」と繰り返すのも、心からそう思っていることが伝わってきますね。シンセの音も哀愁を漂わせていますし、サビ自体の迫力は抑え目ですが、切ない感情が尾を引いて後味を残していくような曲だと思います。

 

”何を食べても味がしないんだ 身体が消えてしまったようだ。

あなたの心と 私の心が ずっと一つだと思ってたんだ。”

ラスサビが終わってもうひと回しだけAメロが続くのですが、その歌詞がこれです。

この後ほんとにスッと曲が終わるので、読後感でしばらく頭が真っ白になってまいます。曲中で「一つ」という単語はかなり強調されて出てきますが、最後にこのような形で回収されるのも、美しく切ないです。

 

次は第15位です。

 

15位 雨晴るる

 

第15位は「雨晴るる」です。なんだか分かりませんが癖になる曲です。

まるで雨の中を散歩しているかのような気持ちになる、ゆったりと落ち着いた曲調にオシャレなベースやエレピの音色が光ります。Aメロのクリーンギターの断続的なフレーズも、「雨」を表現しているようで没入感があります。

 

”歌え 人生は君だ ずっと君だ 全部君だ 愛の色だ”

サビに入ると心情をぶちまけるような歌詞へと移り変わり、ただのオシャレ曲では終わらないという様相を呈しています。「雨の降る空」と「心の内」を重ねた比喩の曲であるというのはイメージできますが、「雨が晴れ」たとて全然気持ちは晴れねえよ..というやりきれなさのようなものも感じ取れます。

 

この頭の「歌え」はsuisさんの歌い方もとてもよくて、今までの静かで落ち着いた雰囲気を一気に変えるスイッチの役割を果たしています。

 

落ちサビからラスサビへの展開は、キメも相まってかなりダイナミックです。この辺はバンドで合わせると楽しいだろうなという想像もあって、バンドマンでもある僕イチ押しの曲なわけですね。

 

第16位に参ります。

 

16位 憂一乗

 

第16位は「憂一乗」です。対になっている「藍二乗」とはいろんな意味で対照的です。

こちらは徐々に楽器の数が増えて盛り上っていくタイプのバラード曲で、サビの印象が1番、2番、ラストで全部違います。

 

なので一見すると平坦なバラードですが、その実各セクションで全然違うことやってたりして曲としての面白さも十二分に含んでいます。

音数が少ないところからのスタートなので、途中の迫真のベースがめちゃくちゃ映えます。ベースが好きな曲としても名前が挙がるであろう点は「藍二乗」と同じですね。

 

”こんな自分ならいらない 僕には何にもいらない 

お金も名声も愛も賞讃もなんにもいらない”

そしてやはり外せないのはこのCメロで、音圧的にも一気に壮大になります。こうゆう場面で光るのがsuisさんの声質ですよね。感情がこもったときの「震え」が綺麗に乗っています。

 

”ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで”

その後のこの辺りの歌い方も大好きですね.... suisさんの歌唱だけでランキング作るなら間違いなくTOP5には入ると思います。

 

続いて第17位です

 

17位 エルマ

 

エルマ

エルマ

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第17位は「エルマ」です。相方が先ほどランクインしてましたが、こちらはアルバム「エルマ」ではなく「だから僕は音楽を辞めた」に収録されてる点は注意が必要です。

 

「エイミー」は比較的抑揚がはっきりして、メリハリのあるミドルロックという感じでしたが、「エルマ」はセクションの縫い目が曖昧で、全体的に「広がり」を帯びた開放感のある曲だと思っています。

 

ギターのアルペジオから曲が始まるとこであったり、リフの暖かい音色、そしてそれがそのままサビの背景音になっているところなどに上述の特徴が感じられます。

 

”このまま 何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま”

このサビの伸びやかで綺麗な響きis至高です。この順位につけといてなんですが、サビの歌唱が超絶好きです。「遠い国で」のファルセットが美しすぎるんですよね。天使の歌声でしょうか??

 

ここが好きすぎるあまり、同じフレーズが「エイミー」で登場したときにテンションが上がってしまったことは、読んでるみなさんも想像に難くないと思います。

 

続いて第18位です。

 

18位 花に亡霊

 


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第18位は「花に亡霊」です。映画「泣きたい私は猫をかぶる」の主題歌です。

この辺りからアニメのタイアップが始まった印象ですね。それまではあまり別作品に曲を書くことをされてなかったので、当時はかなり驚いた記憶があります。

 

夏の終わりの静けさや、余韻といった情景を曲に映すn-bunaさんお得意のアプローチですね。このように湘南乃風やサザンのようないわゆる「陽の夏」ではなく、徹底して「陰の夏」を描き続けるn-bunaさんに深く共鳴したのが全ての始まりだったように思います。

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”言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて 僕は描いている 眼に映ったのは夏の亡霊だ”

特筆すべきはやはりサビの「教えて」の伸ばし方ですね。単にビブラートかけているだけ、では片づけられない独特の息の抜き方が美しいです。これを繰り返すことでサビの威力を数段階上げています。

 

曲を通してかなり「可愛い」少女寄りの声で歌われているのもポイントで、キュートsuisさん派閥なるものがあるとすれば、この曲がメインテーマとして掲げられているのは想像に易いことでしょう。

 

また、途中に挟まるギターソロがセンセーショナルこの上ないです。チョーキングを下地に置きながらも、スライドも混ぜて「揺れ」を作ることで、「夏の余韻」が完成しております。宿題で「夏の余韻」を感じるリフを作れと言われたら、これをインスパイアしたものを出せば優勝間違いないでしょう。

 

そんな余韻の中で次の第19位に参ります。

 

19位 晴る

 

 


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第19位は「晴る」です。アニメ「葬送のフリーレン」の主題歌ですね。

この記事書いてる時点での最新曲になりますので、まだ聞き込みが浅くて評価が定まってない節はあるのですが、それでもこの順位です。

 

ここまで記事を読んでいただいてる方なら、僕がこの曲を好きな理由がある程度予測できるでしょうか。そうですね、「間」の使い方です。

 

Aメロでは、表のスネアに対して裏拍リズムのギターが絡むことで独特の「間」が生まれています。そこからギターが表に移って今度は静寂という「間」が生まれます。

からの極めつけはサビのブレイクですね。「二段階加速するサビ」と僕はよく形容しますが、ラスサビではさらに加速してえらいことになります。

 

”晴れに晴れ、花よ咲け 咲いて春のせい 

降りやめば雨でさえ 貴方を飾る晴る”

Aメロからは想像できないぐらい疾走感のあるサビが展開されますが、脚韻が綺麗なのも特徴ですね。アニメのOPへの提供なのもあり、非常にキャッチ―に仕上がっております。

 

そしてなんとこの曲suisさんのアカペラパートが搭載されております。本当にありがとうございました。己が声ひとつでワンセクション成り立たせてしまうsuisさん、とどまるところを知りません。

ギリファルセットにならないラインすれすれをヘッドボイスで走り抜けておられるので、まあまあ歌うのキツイ(ご本人もラジオでおっしゃてました)はずなのにほんとにすごい表現力だと思います。

 

では第20位に参ります。

 

20位 レプリカント

 

第20位は「レプリカント」です。集計する時期が時期ならおそらくTOP3に入ってるような超大好き曲ですが、これも「雨カプ」同様に「聴きすぎた」ことで順位が落ち着いてるきらいがあります。ほんとに名曲が増えましたね,,,,あれからまた,,,,

 

中身としてはテンポの速いゴリゴリのロックナンバーで、訴えかけるサビの迫力がすごい、という典型的なナブロックの曲です。この特徴に該当する曲はいくつかあるので、ゆえに一時期はヨルシカ曲が「どれも同じように聞こえる」となってた方も一定数いると思います。割と自分もそっち寄りではあったんですけど、この曲が群を抜いた要因は「サビの厚み」です。

 

”心以外は偽物だ 言葉以外は偽物だ 神様だって作品なんだから 僕らみんなレプリカだ”

n-bunaさんのコーラスも重なって非常にアツいサビです。サビ頭からフルスロットルで走ってきていて、音がなだれ込んでくるような感覚です。あとシンプルに音作りがよいですよね。ロックだからといって尖りすぎず、スッと体に馴染む「天然水のようなサウンド」だと思ってます。

 

”言葉で全部表して 心も愛も書き足して それでも空は酷く青いんだから

それはきっと魔法だから”

そんな強力なサビですが、ラスサビでさらに化けます。強烈なドラムのフィルインから繰り出される怒涛の展開は聴くものを圧倒しますし、1番で「僕らみんなレプリカだ」だった部分に最後「それはきっと魔法だから」がハマっているのがなんともエモーショナルです。

 

 

 

さて、ヨルシカ好きな曲ランキング1位~20位の発表および、ヨルシカオタクのつぶやきでした。

 

途中何を言ってるのかよくわからない箇所は見受けられたかもですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

登場した音楽用語や解釈、感性についてはほんとに僕個人の意見ですので、真に受けないでいただきたいということだけ念押ししてこの記事を終わろうと思います。

 

余力があれば残りの曲についても書きたいので、それについては気長にお待ちください。

 

では。